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信念を持った「遊び人」が、世界を救う!?

[2023.10.05]

5月に開院してあっという間に5か月が経ちました。。。ブログを更新しようと、いつも思いながら、気づいたら寝てしまう毎日。。。

少しずつ気持ちと時間に余裕が出てきたので、今日こそブログを更新します!!っと思ったら、前回のブログからすでに5か月も経ってしまっているではありませんか・・・。

 

今日は、ひさしぶりのブログなので長文です!! 読まれる方は、貴重な人生の時間が減ることを覚悟してください笑



さて、今日は私を含めて40代なら誰しも知っている(はず!?)の「ドラクエ」の話です。

ドラゴンクエスト、通称「ドラクエ」ですが、モンスターを倒して世界に平和を取り戻すというストーリーのファミコンゲームです。今日はシリーズ最高傑作と名高い私も大好きな「ドラクエ3」の話をします。

ドラクエ3では、主人公である「勇者」以外に、戦士、武闘家、魔法使い、僧侶、商人、遊び人、賢者があり、この中から冒険するメンバーを最大3人、自由に選ぶことができます。

そのひとつとしてなぜか「遊び人」という職業が存在しています。

「遊び人」はみなさんのイメージの通り、戦闘においてはほぼ役に立ちません。勇者の指示にもほぼ従いません。

その他の職業はレベルアップするとともに様々な戦闘能力が上がるのに対して、「遊び人」はレベルアップするにつれて、ますます戦闘では使い物にならなくなります。ますます指示に従わなくなるのです。
「レベルアップとはそもそも何なのか??」と考えさせられてしまいます。。。

この戦闘の足を引っ張る遊び人ですが、レベル20に到達すると、他の職業では決して辿り着けない「賢者」という最強の職業に転職することができるんです。

小学生だった当時の私は、全く役に立たない「遊び人」が「賢者」になるなんていうふざけたシステムは、「ゲームとしてのふざけ」の要素のひとつであって、実際の世の中ではあり得ない、と思っていました。

でもオトナになってからは別の考えでこの現象を捉えられるようになりました。

勇者を含めて冒険するメンバーはみな、モンスターを倒すことで「経験値」をためてどんどんレベルアップして戦闘能力を高めていきます。一方、遊び人はふざけて戦闘には協力しませんが、勇者とともに冒険をし、命をかけて戦闘しているメンバーのそばにいて「経験値」を獲得できるのです。

ここで大切なポイントがあります。

「遊び人」が「賢者」なるためにはコツコツと経験値をためて「レベル20」に達する必要がありますが、戦闘に参加せずとも、勇者らとともに命懸けの旅をして時間を共有しないと経験値がたまらないのです。

言い換えると、勇者とともに冒険しないと経験値はたまらず、「賢者」にはなれず、いつまで経ってもただの「遊び人」のままなのです。

そして、旅をともにする仲間たちがどんどん成長して「強く」なる一方で、遊び人は決して強くなることはありません。他のメンバーとの能力の開きはどんどん大きくなるばかりです。

きっと普通の人間なら「自分なんて役に立たないし、みんなにはついていけないから、冒険はやめるわ。オレ帰るわ。」とスネそうなもんですが、一貫して「戦闘のための能力」は身につけようとせず、命をかけて冒険に付き添いながら、ひたすら「ふざけ」の能力に磨きをかけていくのです。

なんて「ココロ」が強いのでしょう。

こんな人間が「遊び人」な訳がありません!!

安全な街からわざわざ離れて、命をかけて冒険する仲間とともに時間を過ごし、モンスターに出会っても戦わず、でも1人になることはせず、いつも「ふざけている」人間が、「遊び人」と言えるでしょうか?

しかし、「モンスターを倒す」ということが唯一の正義とされていた暴力の世界では、戦う能力を身につけようとしない人間は「遊び人」と揶揄(やゆ)されるのです。

平和な街に身を置いて、モンスターがいる外の世界から目を背けることなく、自分の目で「戦闘」を見ながら、それでも「戦わない」という信念を貫き通した結果、「遊び人」は「賢者」となるのです。

これぞ、本物の「賢者」だと思いました。

賢者は、その他の人間と異なり、幅広い知識を有しており、一般人が思いつかないような視点で物事の真髄を捉えられます。

「戦うことが正義」とされた世界で、仲間たちと一緒に旅をしながら、仲間の戦いには参加せず、むしろ「ふざけ」をしながら戦闘の邪魔をして、人間とモンスターとの「共存」を探っていたのではないでしょうか?

私たちの世界でも、多数決の原理で多くの人が「良い」とする価値観を貫き通しているヒトは「勇者」とされ、それに反する少数派は「変人」や「遊び人」と位置付けられバカにされることがあります。

私自身はもちろん現代医療が提供する最先端の知識を使いこなせる「勇者」でありたいとも思っていますが、それと同時に「医療の本質」を追求していきたいとも思っています。

具体的には、私は「体が健康」であることよりも「ココロの健康」を目指したいと思います。

乱暴なことを言うと「体としての病気」を治さなくても「ココロが健康」なら良いのでは、とも思っています。こんなことばかりやっていると「ヤブ医者(=遊び人。もしかして僧侶?)」と言われかねません。

でも私は、これからも「本質」を追求しつつ、周りから例え「遊び人」と言われたとしても「自分の信念」を貫き通しつつ、いつか「賢者」にたどり着けると信じて冒険します。

私の仕事のモットーは「遊ぶように働く」です。その意味では、私は「遊び人」です。
私は、これからも自分の信念を貫き通しながら「レベル20」を目指したいと思います!

最後に。
当院は、院長である私が「遊び人」ですが、スタッフは本当にみんなスゴいんです!!

私が言うのも何ですが、このメンバーならどんなモンスターが来ても負ける気がしません笑

そして、何よりも当院をご利用いただいているお子さんやそのご家族がみんな本当にあたたかいんです!!!

私が、子どもたちに「スマイル」を届けたいと思っていたのですが、毎日毎日こちらが「スマイル」をもらっています♫

これは本当に嬉しい誤算でした!!



長くなりましたが、ここまで読んで下さり本当にありがとうございました。

これからもSSKCの旅は続きますので、みなさま、「遊び人」が「賢者」になる瞬間を見届けてください♫

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