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開業直前に想うこと

[2023.04.30]

4月も最終日です。5月8日の開院まで残すところ9日となりました。

今年のGWはギリギリまで開院準備に時間を費やすことになりそうです。。。

 

さて今日は、開院を直前に控えた「今」の気持ちをブログに綴っておこうと思います。

「それ、忙しい今やること!?」と、自分で自分にツッコミを入れたくなるくらいまだまだ仕事があるのですが、今、この気持ちをカタチに残さないと、この気持ちが色褪せてしまいそうな気がするので「今」書いておこうと思います。

 

改めて今、感じていることは

「私は、本当にたくさんの人たちの力に支えられている」

ということです。

 

私はこれまで勤務医として仕事をしてきましたが、たくさんの人たちに支えられてこそ、私は医師として仕事ができるし、

さまざまな職種が協力してこそ、医療が成り立っていることはそれなりに理解しているつもりでした。

しかし今思えば、私の理解はとてもとても浅かったな、と思います。

この気持ちは、和歌山での実家暮らしを抜け出し、つくばで一人暮らしを始めた大学1年生の時の気持ちにとても似ています。

毎日、ご飯が準備されていること

毎日、眠れる温かい布団があること

毎日、衣類が洗濯され、整然とタンスに入っていること

どんなにありがたいことだと思っていても、毎日それが繰り返されていると、本当の意味で「ありがたさ」に気づくことはできません。しかし一人暮らしを始めると、それらが「当たり前ではない」ということを突きつけられるのです。

 

開業も同じです。

開業を決意してから、勤務医の立場では決して会うことのなかった人たちと出会い会話をし、そしてさまざまな決断をしてきました。その決断はすべて、医療を提供するには必要不可欠なものばかりです。

朝、病院に出勤すると、診療をするためのものはすべて準備されていて、使用したものや足りないものは誰かが補充しておいてくれる。そして、何よりも毎月決まった日にお給料が当たり前のように振り込まれる。

勤務医の立場では全く気にする必要のなかったことや、やる必要のなかったことというものはすべて知らないところで知らない誰かがやってくれているのです。

開業を決意したからこそ、「当たり前」と思っていたことが「当たり前ではない」ということに気づけました。そして、それに気づけたからこそ、今、自分がこうして仕事ができる幸運に感謝できるし、自分を取り巻く人たちに改めて感謝できるようになったのです。

新しい世界に足を踏み入れることはエネルギーが必要です。正直、心身ともに疲れます。

でも私は改めて、エネルギーを消費してでも開業を決意して心底良かったと思っています。

 

まずは、開業を一番近くで応援し支えてくれている妻に感謝しています。

そして、新たな環境でチャレンジしようと申し出てくれたオープニングスタッフのみんな

開業を決意した当初から支援して下さっている開業コンサルタント

私の想い描くカタチのない「夢」をカタチにして下さった設計士さんや建築会社さん

そしてたくさんの職人さんたち

私の想いに共感して支援して下さった境町の関係者の方々

医療材料や薬品を納品して下さる卸さんや医療機器/医薬品メーカーの方々

融資に協力して下さった銀行の方々、会計士さん、社会保険労務士さん

家具屋さんや、たくさんの商品を配送して下さる配送業者さん

植栽を管理して下さる植木屋さん

コミ収集して下さる業者さん

このSSKC開業プロジェクトに直接的、間接的に関わる全ての方々に感謝しています。

 

私の日々の診療は、こんなにたくさんの人たちに支えられて成り立っているのです。

そして私がまだまだ把握できていないところで、もっともっとたくさんの人たちに支えられているです。

この事実に気づけた私は本当に幸せです。

このたくさんの人たちからいただいた「恩」は、皆さんにそのまま返すつもりはありません。

いただいたものを、これから何倍もにレバレッジを効かせて、

皆さんだけではなく、もっと多くの方々に「恩送り」をしていこうと思っています。

 

ここからは「私のターン」です。

「感謝」をベースにしているとモチベーションが揺らぐことはありません。

「私のスマイル」は私の努力だけで成り立っているものではありません。

だから「私のスマイル」に秘められた可能性は無限大なのです。

 

5月7日(日)に内覧会があります。

皆さま、是非とも「スマイル」を受け取りに来てください♪

最高のオモテナシをさせていただきますので

スタッフ一同、皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

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